あらすじ
”上弦の陸の兄妹鬼、妓夫太郎と堕姫との花街での戦いは熾烈を極める。次第に柱の宇髄と連携がとれる炭治郎たちだが、宇随や伊之助、善逸は鬼の凶刃に倒れてしまう。仲間が倒れた今、炭治郎は二人の鬼を打ち破れるのか!?
Amazonより引用”
作品情報
作品名 | 鬼滅の刃 |
作者 | 吾峠呼世晴(ごとうげこよはる) |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 2018年6月4日 |
掲載誌 | 週間少年ジャンプ |
完了 | 全23巻 |
掲載内容
- 第89話 混戦
- 第90話 感謝する
- 第91話 作戦変更
- 第92話 虫ケラボンクラのろまの腑抜け
- 第93話 絶対あきらめない
- 第94話 何とかして
- 第95話 最期
- 第96話 何度生まれ変わっても(前編)
- 第97話 何度生まれ変わっても(後編)
レビュー(感想)
前巻(10巻)では、上弦の陸の鬼、妓夫太郎と堕姫は2人1組の鬼であり、同時に首を斬らなければならないクソゲー仕様である事が判明。この難易度が異常に高い任務を遂行すべく、炭治郎達は2手に分かれて戦闘を始める・・・!!
という所で終わりました。
2手に分かれての戦いが始まり、妓夫太郎VS炭治郎、宇随ペア。
妓夫太郎相手に善戦はしていますが、明らかに炭治郎が足手まといになっています。修行をしたとはいえ、実力の差はまだまだ圧倒的です。
それに対し、宇随は攻撃しながらも炭治郎を守る超絶イケメンムーブを魅せてくれます。そら妓夫太郎も「お前もってんなぁ!!」ってキレるわ。
壮絶な攻守が繰り広げられますが、首は斬れず、消耗するばかりとなっています。
一方、堕姫VS善逸、伊之助ペア。こちらも決定打を与えられず拮抗状態となっています。
柱を前にすると雑魚みたいな扱いだが、腐っても上弦。堕姫もだいぶ強いですね。単身で戦っていた炭治郎は相当頑張ったんだなぁ。と改めて考えさせられます。
拮抗したまま戦いが続きますが、長期戦は鬼に有利なだけなので作戦を変更。宇随が妓夫太郎と単独で戦い、その間に炭治郎、善逸、伊之助の3人で堕姫を討伐する事となります。
炭治郎が加勢し、さすがに攻撃を処理できなくなる堕姫。イツメン(炭、善、伊)は一気に連携攻撃を繰り広げます。
この連携の描写がかなりかっこよくて素敵です。それぞれが役割に徹し、着実に堕姫を追い詰めています。最高に「少年ジャンプ」してます。
見事な連携の結果、堕姫の首を斬り落とす事に成功。堕姫は消滅しないが、このまま妓夫太郎の首を斬り落とす事ができれば勝利確定です。
即座に伊之助が「妓夫太郎の首を斬るまで逃避行大作戦!With生首」を決行。少し和やかな雰囲気になりました・・・が、その瞬間、妓夫太郎が出現。伊之助が襲撃されます。
妓夫太郎と戦っていた宇随は!?と炭治郎が目をやると、片腕を切り落とされ、倒れこんでいる宇随がそこにいました。まさかの敗北です。
あっという間に首を取り返され、堕姫が完全復活。妓夫太達の反撃を受け、炭治郎を除き戦闘不能に陥ります。あまりにも状況が急変しすぎです。
取り残される炭治郎。そんな炭治郎にトドメをささず「みじめだなぁ、今どんな気持ち?」とネット民並の煽りをみせる妓夫太郎達。ノリノリで頭を小突くところは嫌なやつ感がふき出てて逆に好きです。
そんなネチネチアタックに、炭治郎は完全に屈服・・・と見せかけての、頭突き!からの首への斬撃!という格ゲーじみたコンボを決める炭治郎。さすが長男!折れない男である。
一転してピンチになった兄を救うべく、堕姫が動き出しますが、その瞬間、善逸が復活。超高速で堕姫の首に斬りかかります。
炭治郎も善逸も、首に刀を当てている状態ですが、あと一歩のところで首が斬れません。
そんな時、宇随と伊之助がまさかの復活。加勢に入ります。この鬼殺隊一行、どっちが鬼か分からないレベルのしぶとさです。
妓夫太郎もすかさず反撃をしますが、戦闘中に相手を分析し続けていた宇随は、片腕の状態でも喰らいついていきます。堕姫は、善逸と伊之助に首切られそうでずっと首をビロンビロンしています。
不屈の精神で攻撃を続け、炭治郎は妓夫太郎の首を、善逸と伊之助は堕姫の首を斬る事に成功します。
鬼滅の刃 11巻内より引用
この時のイツメン3人が顔を並べてるページは原画で欲しいレベルで良いですね!「友情!勝利!」感があふれ出ています。ものすごい「少年ジャンプ」してる(2回目)
しかし、終盤の猛攻。冷静に見ると不意打ちの頭突き、不意打ちの超加速、死んだふり×2の味方サイドにあるまじき攻撃の数々です。まぁ、これくらいなりふり構わず戦わないと勝てない激戦だったという事ですね。
無事、上弦の鬼を討伐したと安心したのも束の間、最後に妓夫太郎が悪あがきの自爆攻撃を繰り広げます。最後まで相手にとって嫌な攻撃をし続ける妓夫太郎。徹底してます。
最後の攻撃で死者は出なかったが、全員がさらに負傷。妓夫太郎の毒を受けている炭治郎、宇随、伊之助はいよいよ限界が近くなっています。
そこに、とんでもない目覚まし時計を食らった禰豆子が登場。すかさず血鬼術を使用し、3人を解毒します。
全員が命の危機を脱し、完全勝利です。善逸はいつも通り善逸していました。
一方、首を斬られた妓夫太郎と堕姫は、消滅しながらも罵り合いをしています。
そんな二人を炭治郎は諫め、妓夫太郎と堕姫はお互いを想いながら消滅。地獄に旅立って行きました。
消滅する際、2人の過去話が挟まれます。鬼になるのもやむ無し。と思ってしまうような過去ですが、柱だけで22人、一般人の人数を考えると果てしない人数が被害にあっています。やはり同情はできませんね。
そして場面が代わり、パワハラ会議で見知った城(通称:無限城)に上弦の鬼が集められています。
また凄惨なパワハラ会議が行われるのか・・・!!!?
といったのが11巻の内容となります。
おしまい
全23巻の内、おおよそ折り返しの11巻まで物語が進みました。そして、放送中のアニメもここまでで一旦終了。
アニメの1期は、鬼のパワハラ会議が盛大に開催され放送が終わってます。2期もまさかのここで終わりか・・・!?
なんだかパワハラがアニメ終了の合図になってておもしろいな!とか勝手に思ってます。本当にどうでもいい情報ですね!
それではまた次回!!(やけくそ)