あらすじ
”上弦の壱との激闘、ついに決着の刻!! 死力を尽くした戦いの末に、辛くも勝利した鬼殺隊だが、その代償はあまりにも大きかった…。さらに無限城の奥底で、鬼の始祖・鬼舞辻無惨が動き出す…! その時、炭治郎は――!?
Amazonより引用”
作品情報
作品名 | 鬼滅の刃 |
作者 | 吾峠呼世晴(ごとうげこよはる) |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 2020年10月2日 |
掲載誌 | 週間少年ジャンプ |
完了 | 全23巻 |
掲載内容
- 第188話 悲痛な恋情
- 第189話 心強い仲間
- 第190話 続々と
- 第191話 どちらが鬼か
- 第192話 廻る縁
- 第193話 困難の扉が開き始める
- 第194話 灼熱の傷
- 第195話 めまぐるしく
- 第196話 私は
レビュー(感想)
前巻(21巻)は
ついに残りの鬼が無惨のみとなりました。無惨は脅威的な再生力を有しており、倒すには日の光を浴びせるしかない。鬼殺隊は総力をかけて、日の出まで無惨を留まらせるが、炭治郎が鬼の毒でやられてしまい・・・
といった所で終わりました。
急いで炭治郎の容体を確認するが、瀕死の状態。愈史郎の元に治療に向かいます。この時、村田とかいう義勇の同期のやつも尽力しますが、省略します。
愈史郎の治療の結果、炭治郎は復活し前戦復帰。死の淵の走馬灯で見た縁壱の動きを参考に剣技を進化させます。しかし、縁壱には遠く及ばず無惨を倒し切るには至りません。
しかし、他の隊員と協力しながら無惨をその場に留まらせる事ができています。炭治郎は、自身が縁壱のように選ばれし者ではない。しかし、命に換えてでも日の出まで攻撃の手を止めない事を誓います。
戦闘が長引けば人間は疲弊し、鬼にとって有利なはず。しかし、どういう訳か疲労していき、困惑する無惨。
原因は珠世に仕込まれた毒であると判断した無惨は、殺害した珠世を脳内で再生(器用な事ができるもんだ)し、何を仕込んだか問いただします。珠世が言うには「鬼を人間に戻す薬(これは解毒された)を仕込んだ。他にもあるが自分で考えろ」とニチャっとした笑いで挑発する珠世。
案の定癇癪を起こし、珠世を消滅させる無惨様。さらに珠世の記憶を残った細胞から覗き見るデリカシーの無さを露見します。その結果、人間に戻す薬に加え、1分で50年分老化する老化の薬を仕込まれたことが判明する。
老化させる薬が額面通りの効き目であるなら、9000年分も老いている無惨。そりゃ弱るわ。復活した時の無惨様(22巻表紙参照)は、黒髪から白髪長髪になり、読者視点では「進化して最終形態になったのか!?」と驚愕したもんですが、進化どころかただの老化だったとは思いませんでした(笑)無惨自身、「髪伸びたなぁ、ん?なんか髪白くね?とか」思ってたんでしょうか。
鬼である優位性が大きく損なわれた今、戦闘を続ける事は危険であると判断した無惨。当初は「鬼狩りは今日滅ぼす」などと発言していたが、スタコラと逃走開始。さすがの生き汚さです。
しかし、鬼殺隊の猛攻で逃走を許しません。ここで無惨は縁壱から逃亡した時のように身体を破裂させ、散り散りに逃げる事を選択します。(通称:無惨ポップコーン)しかし、分裂することができませんでした。
無惨は毒について「人間に戻す薬、老化の薬、さらに分裂阻害の薬だな!!」と今更わかった所でどうしようもない推理を炸裂させます。
ところが、老化に加えて吐血し始める無惨。脳内で珠世さんが勝手に出現します。仕込んだ毒は、3つの毒に加えて細胞破壊の薬の計4つであることを伝え「お前の嫌いな死が迫ってきているぞ」と生前見せなかった悪い顔を見せるのであった。
といったのが22巻の内容となります。
おしまい
前巻は、炭治郎が毒で苦しめられていましたが、今巻では一転して無惨が毒で追い詰められるという、何とも皮肉な展開になりましたね。
さて、鬼滅の刃は次巻の23巻で完結です!鬼と人間の永きに渡る戦いに、炭治郎達は終止符を打つことができるのか!!?
それではまた次回!!