あらすじ
”感情ごとに分裂していた鬼・半天狗の本体以外が合体し、炭治郎を襲う! 半天狗から「弱き者」をいたぶると言われ、苦戦中の炭治郎は憤慨し!? 一方、霞柱の時透は過去の記憶を取り戻し、玉壺と対峙する。すると時透に変化が?
Amazonより引用”
作品情報
作品名 | 鬼滅の刃 |
作者 | 吾峠呼世晴(ごとうげこよはる) |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 2019年1月4日 |
掲載誌 | 週間少年ジャンプ |
完了 | 全23巻 |
掲載内容
- 第116話 極悪人
- 第117話 刀鍛冶
- 第118話 無一郎の無
- 第119話 よみがえる
- 第120話 悪口合戦
- 第121話 異常事態
- 第122話 それは一時的な興奮状態
- 第123話 甘露寺蜜璃の走馬灯
- 第124話 いい加減にしろ、バカタレ
レビュー(感想)
前巻(13巻)は、増殖し続ける分体を操る、手乗り文鳥サイズの本体を発見。炭治郎は首を斬る事ができるのか・・・というところで終わりました。
できませんでした。とんでもない堅さです。
今まで、数々の修羅場をくぐってきた炭治郎でも斬れないとは、とんだカチカチ爺さんです。そして畳み掛けるように、6体目の新たな半天狗が出現。
さすがの長男も「いい加減にしてくれ!」と匙を投げたくなるほど、能力てんこ盛りの半天狗、さすがは上弦の鬼です。
実のところ、この新たな半天狗は6体目ではなく、4体の分体が一つになった姿。名前は憎珀天。見た目は少し幼くなった印象を受けますが、「強化のいきつく果てはシンプルな見た目」というジャンプ黄金の法則に則り、この憎珀天、超強い。
鬼滅の刃14巻より
竜の形をした大木を自在に操る新たな能力に加えて、今までの半天狗の能力を強化した上で全て使えるというチートっぷりに、炭治郎達もですが、読者もドン引きです。
一方、玉壷と対峙する無一郎、玉壷の血鬼述で捕らえられていましたが、自身を奮い立たせ脱出。死の間際で欠けていた感情や記憶を取り戻し玉壷を瞬殺します。突然の覚醒と共に、無一郎の頬と額には謎の痣が現れていました。
上弦を単独で撃破という快挙をなした無一郎ですが、玉壷との戦闘のダメージから、ここでリタイアとなります。
場面が戻り炭治郎達VS半天狗。状況は、憎珀天と戦いながら、本体を斬ればよい。という分かりやすい展開となりましたが、なんせ強すぎる憎珀天。本体を探すどころか、憎珀天一体に全員でかかっても手に負えない状態。
しかも、憎珀天は本体を倒さなければ実質無敵です。クソゲーっぷりがとどまる事を知りませんね。
憎珀天の猛攻に絶体絶命な炭治郎達。そんな時、恋柱 甘露寺蜜璃が颯爽と登場!炭治郎の危機を救います・・・・が、蜜璃が参戦しても憎珀天相手に苦戦する始末。どうすんだこれ・・・。
このまま戦い続けてもジリ貧でしかない為、蜜璃は憎珀天を一人で相手にし、炭治郎、禰豆子、玄弥で本体を追跡する事になりました。
明らかに格上である憎珀天との戦いの中で、蜜璃の胸元にも無一郎と同じような痣が出現します。ポテンシャルが明らかに上昇し、憎珀天相手に善戦を続けます。
そして、本体を追いかける炭治郎達。ちょこまかと逃げ回る手乗り文鳥半天狗に玄弥がついにブチギレ。「いい加減にしろ!バカタレぇぇ!!」と読者の気持ちを代弁しながら大木をぶん投げます!!果たして半天狗は倒せるのか!!
といったのが14巻の内容となります。
おしまい
玄弥が丸太をぶん投げて終わった14巻ですが、これほど先の展開が分かり切っている話の引きもないですね。
当然ながら、丸太では半天狗は倒せません(超絶ネタバレ)
それではまた次回!!