あらすじ
”113年振りに上弦の鬼が欠け、憤る無惨は残りの上弦の鬼たちへ更なる命を下す!! 一方、妓夫太郎との戦いで刀を刃毀れさせた炭治郎に鋼鐵塚は大激怒。新たな刀を求めて、炭治郎は鋼鐵塚のいる刀鍛冶の里へと訪れるが…!?
Amazonより引用”
作品情報
| 作品名 | 鬼滅の刃 |
| 作者 | 吾峠呼世晴（ごとうげこよはる） |
| 出版社 | 集英社 |
| 発売日 | 2018年8月3日 |
| 掲載誌 | 週間少年ジャンプ |
| 完了 | 全２３巻 |
掲載内容
- 第 ９８話 上弦集結
- 第 ９９話 誰かの夢
- 第１００話 いざ行け里へ！！
- 第１０１話 内緒話
- 第１０２話 時透くんコンニチハ
- 第１０３話 縁壱零式
- 第１０４話 小鉄さん
- 第１０５話 なんか出た
- 第１０６話 敵襲
レビュー（感想）
前巻（１1巻）、上弦の陸の鬼、妓夫太郎＆堕姫の討伐に見事成功。完全勝利の炭治郎一行。
一方鬼サイド。妓夫太郎＆堕姫が倒された事で、上弦の鬼達が無限城に集められた。といった所で終わりました。
またしても伝説のパワハラ会議が始まってしまうのか・・・
始まってしまいました。
上弦の鬼達の前に姿を現した無惨。ネチネチと部下を責め続けます。さらに、一部の鬼には攻撃を加え心身共に痛めつける蛮行の限りを尽くします。（痛めつけられた奴は嬉しそうでしたが・・・）
ただ、以前の下弦パワハラ会議とは違い叱責はするものの、解雇（殺害）はしない様子。数百年顔ぶれの変わらない鬼達という事ですから、かなり有能な連中なのでしょう。（首をちぎられて喜んでる奴もいましたが・・・）
なにはともあれ、今回のパワハラは厳重注意と地方出張で話がまとまりました。
出張に選ばれたのは、上弦の伍 玉壷（ぎょっこ）と上弦の肆 半天狗（はんてんぐ）。言動はどうあれ、妓夫太郎達より強い鬼が同時に襲ってくるとんでもない事態です。
上弦の鬼達の全容が見えてきた会議でしたが、上弦は半分くらい変な奴で構成されているという残念な事実も判明してしまいましたね。
「ドMの変態」玉壷、「常におびえてる奴」半天狗、「蛮族」猗窩座、「空気読めないサイコ野郎」童磨（どうま）、「どう見ても強そう」黒死牟（こくしぼう）の五人・・・80％変な奴だ！！！
吹き荒れるパワハラの嵐が去った頃、炭治郎は刃こぼれした日輪刀を修理すべく、刀鍛冶の里へ向かいます。
刀鍛冶の里には、すでに恋柱の甘露寺蜜璃（かんろじみつり）、霞柱の時透無一郎（ときとうむいちろう）、風柱の不死川実美（しなずがわさねみ）・・・の弟の不死川玄弥（しなずがわげんや）が滞在していました。上弦が襲撃するかも・・・って時にこれだけの戦力が揃っているのは奇跡的ですね。
鬼が来る事もつゆ知らず、里を探索する炭治郎。森の中で無一郎と刀鍛冶の小鉄が争っている現場を目撃。訓練用のカラクリ人形（縁壱零式）の使うかどうかで揉めていました。
結局、無一郎により訓練は強行され、縁壱零式は破壊されてしまいます。その上、役にたたなかったと捨て台詞まで吐いて去っていく始末。さすが柱、見た目に反してしっかり畜生してます。
縁壱零式が破壊され、落ち込む小鉄を慰める炭治郎。そして慰めついでに小鉄の心のヤバいスイッチを押してしまいます。
とんでもない執念で縁壱零式を可動させる小鉄。炭治郎は縁壱零式を使い修行をする事になります。この時、小鉄は悪意ゼロで炭治郎を死の淵まで追い込んでます。こいつもしっかり畜生しています。
炭治郎は今まで様々な修行に耐えてきているのですが、最も過酷に見えたのが今回の修行でした。あまりに縁壱零式の性能が高過ぎる。
死の淵を見た結果、炭治郎はまた強くなります。さらに、縁壱零式の破損個所から出てきた錆びた刀も手に入れます。封印された刀、漢のロマンですね！
そんな漢のロマンは、突如ムキムキになり現れた鋼鐵塚さんに研いでもらう事になりました。もうそのマッスルで一緒に戦ってくれよ鋼鐵塚さん・・・
修行を経て強くなったり、玄弥に殴られたり、蜜璃の色気に鼻血出したり、里をエンジョイする炭治郎。その陰で、上弦の伍 玉壷が里に侵入。じわりじわりと鬼の魔の手が迫ってきています。
そして、里に向かったもう1体の鬼、半天狗は普通にふすまを開けて登場。その場にいたのは炭治郎と無一郎でした。
無一郎は、あまりに貧弱な半天狗に一瞬戸惑うも、速攻で首を切り落とします。さすが柱、判断が早い。
しかし、今までの経験上、半天狗を倒せていないことを悟る炭治郎。そして案の定復活・・・どころか分裂する半天狗。
増えた半天狗は突風を起こし、無一郎を遥か彼方へ吹き飛ばします。
突然の襲撃に驚きつつも、何とか1人で応戦する炭治郎。今の炭治郎は上弦相手にどこまで戦えるのか・・・
そして、戦況が混乱する中、少し離れた場所で銃を構える玄弥の姿が！！
といったのが１２巻の内容となります。
おしまい
さて、１２巻からは刀鍛冶の里編スタートです。ここで出てくるキャラクターも、個性的なキャラが多くて読むのも、レビューするのも楽しいですね！
刀鍛冶の里編のアニメ放送も決定しましたので、アニメまでの予習がてら、レビューも楽しんでいただければ幸いです。
それではまた次回！！
