あらすじ
”中学受験界に現れた最強最悪の絶対合格教師
2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは
生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か? 早期受験が一般化する昨今、
もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を
圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!
amazonより引用”
作品情報
作品名 | 二月の勝者-絶対合格の教室- |
作者 | 高瀬志帆 |
出版社 | 小学館 |
発売日 | 2018年2月9日 |
掲載誌 | ビックコミックススピリッツ |
完了 | 既刊13巻 継続中 |
掲載内容
- 第1話 「二月の挑戦」
- 第2話 「二月の初陣」
- 第3話 「二月の決断」
- 第4話 「二月の事情」
- 第5話 「三月の共感者」
- 第6話 「三月の撤退」
- 第7話 「三月の進退」
レビュー(感想)
この記事はネタバレを含みますのでお気をつけください!
二月の勝者-絶対合格の教室-の1巻を一言でいうと、とにかくヤバイ漫画です!
冒頭3ページで感じるヤバイ漫画感。
この漫画の主人公、黒木蔵人が「君たちが合格できたのは父親の【経済力】、それと母親の【狂気】」と中学受験に合格した小学校6年生相手に発言しています。
とんでもないですよね?
子供たちの努力を褒めることなく、親の頑張りを褒めるわけでもなく。
しかも、この黒木蔵人、塾生のことを金脈と読んで生徒のことをお金を落としてくれるお客さんとしか見ていないんです。
とんでもなくサイコパスの黒木蔵人。
もう1人の主人公である佐倉麻依の色に黒木蔵人が染まるのか、黒木蔵人色に佐倉麻依が染まるのか、今後の展開が実物ですね。
ただ、1巻最後の1コマで黒木蔵人の印象がガラッと変わりませんでしたか?
最後の1コマに出てきた、黒木蔵人が「絶対全員合格させて見せる」という言葉。
1巻の初めの方にも似たような言葉が出てきてましたよね?
初めは生徒を集めるための言葉かな?って思いましたけど、黒木蔵人は本気で全員合格させるつもりなんですね。
絶対合格させるのは、お金のためか生徒のためなのか、それとももっと別の理由なのか、次の巻が楽しみです。
この漫画、ファンタジーや空想の世界ではなく超超現実世界の話なんです。
なので、中学受験という全く知らない世界の話で勉強になりました。
すごく勉強になったことを共有したいと思います。
・中学受験で第1志望に受かるのは約3割。
・小学生で飽和水蒸気量の勉強をしている。
・シャーペンより鉛筆の方が集中力を保ちやすい。
・大きな塾だと、採点は学生のバイトにやらせる。
・中高一貫校が増えている。
個人的に1番驚いたのは、中学受験は第一志望に受かる確率が約3割です。
小学生のうちから色々なことを我慢して勉強をしているのに第一志望が受かることができるのは、約3割ってとても可哀想ですよね。
小学生で挫折を味うっていうのは軽いトラウマになりそうですね・・・
1巻でも登場していましたが、受験に落ちた子供や緊張で万全の体調で試験に望めない子供たちなど、結構リアルに書かれてありました。
読み進めていく中で、どんな子供たちが登場するのかも注目ですね。
おしまい
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
随時更新してまいりますのでお気に入り登録をしてまた遊びに来てください。