あらすじ
”毬と矢印を操る鬼二人と刃を交える炭治郎と禰豆子。自らを鬼舞辻の直属の部下・十二鬼月と名乗る鬼たちに、珠世や愈史郎の助力を得て炭治郎たちは立ち向かう!! 見事撃破し、宿敵・鬼舞辻への手がかりを得られるか!?
Amazonより引用”
作品情報
作品名 | 鬼滅の刃 |
作者 | 吾峠呼世晴(ごとうげこよはる) |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 2016年10月4日 |
掲載誌 | 週間少年ジャンプ |
完了 | 全23巻 |
掲載内容
- 第17話 矢印鬼
- 第18話 呪縛
- 第19話 ずっと一緒にいる
- 第20話 我妻善逸
- 第21話 鼓屋敷
- 第22話 突然の猪
- 第23話 猪は牙を剥き善逸は眠る
- 第24話 元十二鬼月
- 第25話 己を鼓舞せよ
レビュー(感想)
前巻(2)は、 炭治郎、禰豆子、珠代、愈史郎 の4人の元に矢琶羽と朱紗丸が強襲。敵の能力がお披露目され終わりました。
今回の戦闘は、物や人に矢印を付与し、その方向にベクトルを加える(手の目玉が非常に気持ち悪い )矢琶羽 VS炭治郎、強化版カイリキースタイルで鞠を飛ばしてくる 朱紗丸 VS 禰豆子 という少年誌らしい構図となります。珠代、愈史郎 は基本的に援護に徹しています。
(手の目玉が非常に気持ち悪い )矢琶羽 の攻撃に苦戦していた炭治郎ですが、攻撃を受け流し、その力を利用するという、水系の攻撃において100点満点の方法で、矢琶羽の首を斬り落とします。
まったくもって余談ですが、首を斬られる瞬間の 矢琶羽の顔が、伊藤順二作品の死体の顔になんだか似ており、妙に記憶に残ります。どうでもいいですね。
首を斬られた 矢琶羽は最後の力を使って炭治郎を道連れにしようとしますが、炭治郎は機転をきかし、何とか生還します。
作中で潔癖症のような描写がされていた矢琶羽に、死に際に見苦しい行動をとらせるのは皮肉が効いてて好きな展開でしたね!!
炭治郎VS 矢琶羽の決着が着いた頃、禰豆子と朱紗丸は蹴鞠を楽しんでおられました。実際は命がけの死闘なんですけど、毬を蹴りあう描写はなんだかスポーツ漫画の1コマみたいで妙に微笑ましいです。
禰豆子は少年誌らしく、戦いの中で徐々に強くなってきており、覚醒して朱紗丸を倒すのかな。と思っていましたが、まさかの珠代さんが暗躍。無残の呪いを逆手に取り、朱紗丸を撃退します。
この時の呪いの描写が本当にグロい。口と腹から手がデローン!します。今まで感じてきた少年誌らしさが一瞬でさよならバイバイです。前巻の「やっちゃん」と一緒にいた女性の死に際もグロい描写でしたし、無残はコンプラ的にもかなりの糞野郎のようです。
それはさておき、矢琶羽と朱紗丸を退けた炭治郎は、次の指令の場所に向かいます。
次の指令の場所には、女性にアクセル全開でキモムーブを繰り返す我妻善逸が出没していました。シュールな笑いが多かったこの作品に、分かりやすいボケ役が登場だ!
この善逸、口数が非常に多いので、こいつが荒ぶっているページは「デスノート」ばりに文字数が多い。ただ、デスノートと違って本当に余計な事しか言っていないので、スラスラ読めちゃう!素敵!!
善逸はともかく、指令の場所に着くと、鬼のテラスハウス鬼の巣窟となっている民家が建っており、炭治郎達は鬼を倒すべく、突入していきます。
そこにいる鬼はモブ鬼2体と、無残による大食いパワハラの末、十二鬼月を解雇された響凱(きょうがい)の計3体。
対して炭治郎達の戦力は善逸に加え、初登場時は猪の面の襟足が妙に長く、可愛げが全くない嘴平伊之助。各自一体ずつ敵が配置されます。
善逸と伊之助は各々モブ鬼との対戦となります。敵の前で気絶し、眠ると強くなる善逸。勢いのまま、蛮族ムーブで鬼を倒す伊之助。それぞれキャラの立つ戦い方で魅せてくれています。
残った響凱は炭治郎との戦闘になります。響凱は体に付いている鼓を叩くことで、部屋の空間を操ります。加えて爪のような衝撃波を飛ばし、炭治郎を圧倒します。しかし響凱 、相手が悪かった。運の悪い事に、対戦相手である炭治郎は長男だったのだ!
負傷しながらも、炭治郎は攻撃を見切り、 響凱 の首を斬り落とします。やはり長男・・・!長男は全てを解決する・・・!!
そして、屋敷の鬼を撃退し屋敷を出た炭治郎の目に入ったのは、冷めやらぬ蛮族ムーブで、善逸をボコボコにする伊之助の姿であった・・・・!!
といったのが3巻の内容となります。
おしまい
今回出てきた鬼、響凱は圧倒的長男パワーの前に敗北しました。来世は「領域内での攻撃は必中」の某呪術漫画の世界に転生できたらいいね。
「領域内での攻撃は必中」 の某呪術漫画のレビューもありますので、気になった方はこちらへどうぞ
それではまた次回!!