鬼滅の刃 20巻(作者 吾峠呼世晴)

あらすじ

”上弦の壱と交戦する岩柱・悲鳴嶼と風柱・不死川。激しさを増す戦いの中、二人の柱は痣を出現させ連携して戦うも、驚異的な強さに圧倒され続ける。そして、上弦の壱の一部を取り込み回復する玄弥だが…。激闘の行方は──!?

Amazonより引用”

作品情報

作品名鬼滅の刃
作者吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)
出版社集英社 
発売日2020年5月13日
掲載誌週間少年ジャンプ
完了全23巻

掲載内容

  • 第170話 不動の柱
  • 第171話 変ずる
  • 第172話 弱者の可能性
  • 第173話 匪石之心が開く道
  • 第174話 赤い月夜に見た悪夢
  • 第175話 後生畏るべし
  • 第176話 侍
  • 第177話 弟
  • 第178話 手を伸ばしても手を伸ばしても

レビュー(感想)

前巻(19巻)は、黒死牟によって玄弥無一郎は瞬く間に深手を負わされてしまう。そんな絶体絶命の中、実弥行冥が参戦し・・・!!

といった所で終わりました。

激闘が続く中、行冥は痣を発現させ黒死牟に喰らい付く。追って実弥も痣を発現させ二人ががりで応戦します。しかし、まだまだ余裕な黒死牟。当然のように「透き通る世界」を使いこなし、2人を圧倒します。

状況が悪化していく中、無一郎玄弥が動き出します。張り付けから逃れた無一郎は、黒死牟の毛髪を玄弥に捕食させます。さらに、黒死牟の刀の一部を捕食した玄弥は完全復活。再び戦いに身を投じるのであった。

無一郎行冥実弥、の3人がかりでの攻撃に加え、玄弥の血鬼術(弾丸から大木が出現し、相手を縛り付ける)の補助もあり、ついに無一郎の刀が黒死牟を貫きます。その瞬間、黒死牟は全身から刀を生成する血鬼術を発動させ、広範囲な無差別攻撃を実行。行冥実弥は負傷し、玄弥にいたっては縦真っ二つに両断されます。戦闘が始まってから、横に斬られ、治ったと思ったら縦に斬られ、玄弥は痛い目に遭いすぎである。

一番近くにいた無一郎も下半身を両断されるが、脅威の精神力で刀から手を離しません。それに呼応して玄弥も真っ二つのまま血鬼術を再使用。黒死牟を縛り付けます。

鬼滅の刃 20巻より引用

千載一遇のチャンスを今度こそ逃さぬよう、行冥実弥も決死の猛攻を仕掛け、黒死牟の首を斬る事に成功します・・・が、猗窩座と同じく、首を斬られても動き続ける黒死牟。切り落とされた頭も禍々しい姿で再生し、戦闘が再び始まります。

しかし、激しい戦闘の中、刀に反射した自身の姿を見た黒死牟。「侍の姿か?これが…」と戸惑いを見せます。その瞬間、黒死牟は弟である縁壱との過去を思い出します。

この回想では、剣術の才能を持って産まれた黒死牟が、それをさらに超える才能を持つ弟、縁壱への劣等感から、鬼となった過程が描かれていました。しかし、鬼になり緑壱と戦っても手も足も出ない。しかし、戦闘中に縁壱は寿命を迎え、首を斬られる事はありませんでした。

それからずっと、人としても、武士としても弟を超える事ができないまま生き永らえていた黒死牟は、現在の自身の姿を「生き恥」と断じ、自らの意思で消滅するのであった。

黒死牟が消滅した場所には、縁壱の形見が残されていた。

といったのが20巻の内容となります。

おしまい

20巻はまるまる黒死牟&縁壱スペシャルでした。

今まで断片的にしか登場していなかった縁壱の過去も判明しました。花札の耳飾りを付けた炭治郎に無惨が固執していたのも納得できる化け物っぷりでしたね(笑)

それではまた次回!!

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