鬼滅の刃 17巻(作者 吾峠呼世晴)

あらすじ

”無惨を討つため無限城に突入した鬼殺隊。上弦の弐・童磨と激闘を繰り広げるしのぶは、毒が効かない童磨に対し苦戦を強いられる。果たして姉の仇を討つことができるのか…!? 一方で、善逸の前にも鬼が立ちはだかり――!?

Amazonより引用”

作品情報

作品名鬼滅の刃
作者吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)
出版社集英社 
発売日2019年10月4日
掲載誌週間少年ジャンプ
完了全23巻

掲載内容

  • 第143話 怒り
  • 第144話 受け継ぐ者たち
  • 第145話 幸せの箱
  • 第146話 誇り
  • 第147話 小さな歯車
  • 第148話 ぶつかる
  • 第149話 嫌悪感
  • 第150話 気づき
  • 第151話 鈴鳴りの雪月夜

レビュー(感想)

前巻(16巻)、無限城にて、鬼殺隊と鬼の総力戦が始まりました。

蟲柱 胡蝶しのぶは、上弦の弐 童磨と対峙するも、毒が通じない童磨に圧倒される。敗北を悟ったしのぶは、気力を振り絞り渾身の突きを放つが・・・!?という所で終わりました。

渾身の突きの結果・・・・童磨を討伐する事は敵いませんでした。しのぶは腹部から取り込まれるという非業の最後を迎えます。童磨が捕食を終える直前、しのぶの継子であるカナヲが到着。しのぶの最期を見て激昂し、攻撃をしかけます。

場面が変わり、善逸が上弦の伍に就任した獪岳と対面します。獪岳は、善逸と共に修行をした兄弟子でありながら、保身の為に鬼になる事を決めた外道OF外道です。

ちなみにこの男、岩柱である悲鳴嶋が鬼殺隊に入る事になったきっかけを作った奴でもあります。結果的に最強の柱を産み、また、その岩柱に救われた胡蝶姉妹カナヲなどが鬼殺隊に所属するきっかけになるなど、人間への貢献率が非常に高いすっとこどっこいなキャラとなっております。

獪岳と対面し、普段温厚な善逸が強い言葉で獪岳を罵倒します。それもそのはず、獪岳が鬼になったことで、師匠であるじいちゃん(桑島慈悟郎)が腹を切って自害した事がここで明かされます。善逸は作中で初めて完全に覚醒した状態で、自分の意思で獪岳との戦闘に臨みます。

血鬼術と呼吸法を合わせ、戦いを有利に進める獪岳であったが、善逸の編み出した技のスピードに反応できず、あっさり首を斬られます。遭遇から戦闘終了まで、会話中心に描写されてたので獪岳はいまいち強い印象が持てませんでしたね。しかも、首を斬られるも、善逸も相打ちとなる事で精神を安定させる小物っぷり。

鬼滅の刃 17巻より引用

結局駆け付けた癒史郎善逸は救われ、獪岳は一人寂しく消滅していくのであった。最期の最期まで徹底してすっとこどっこいでしたね。

一方、行動を共にする炭治郎義勇は上弦の参 猗窩座と対面。

無限列車の時から格段に強くなっている炭治郎に、猗窩座は素直に賞賛の意を表すも、強い弱い以前に性格が合わない様子。炭治郎もまた、煉獄さんを侮辱する猗窩座に怒り心頭です。

そんな罵り合いもそこそこに、戦闘が始まります。強者との戦いの中で、義勇は痣を発現し、猗窩座と対等に渡り合います。炭治郎も負けじと喰らい付くが、明らかに遅れをとっている。炭治郎はそんな現状を打破すべく、猗窩座の強さの根源について考え始めます。

そんな炭治郎の脳裏によぎったのは、過去に父が巨大な熊を瞬殺した出来事。炭治郎は父の動きをヒントに、極限の集中から、超人的な動きが出来る事に気づきます。

この状態は「透明な世界」と呼ばれ、極限の集中の結果、相手の骨格や筋肉の動きすら視認し、予知に近い攻撃ができるようになります。また、身体の動きにのみ集中するので敵意や殺意の無い攻撃が可能です。(首を斬り、倒す。という意識ではなく、首を斬る為の身体の動きにのみ集中する。といったイメージ)

果たして炭治郎は「透き通る世界」を使いこなし、猗窩座を討伐する事ができるのか・・・!!?

といったのが17巻の内容となります。

おしまい

「透き通る世界」という概念が登場しました。この能力と酷似した能力を発揮しているキャラが他の漫画に存在します。しかもテニス漫画で。気付いた時は、ひどく愉快な気持ちになりました。興味のある方は「跡部様」で検索すると笑顔になれると思います。

それではまた次回!!

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