惑星のさみだれ 7巻(作者 水上悟志)

あらすじ

雨宮夕日はごく普通の平凡大学生だった…ハズが、ある日現れたトカゲに「地球の危機」を救う協力を依頼される。拒否する間もなく、既に指輪と能力が与えられ、早くも敵に襲われてしまった夕日を救ったのはなんとお隣さんの少女・さみだれ。彼女にはデッカイ企みがあった!?平凡な日常と奇妙な世界が交錯する新感覚ご近所ストーリー!!

Amazonより引用”

作品情報

作品名惑星のさみだれ
作者水上悟志(みずかみさとし)
出版社少年画報社
発売日2009年4月30日
掲載誌ヤングキングアワーズ
完了全10巻

掲載内容

  • 第42話 雨宮夕日と東雲兄弟・2
  • 第43話 雪待と昴
  • 第44話 太陽と泥人形
  • 第45話 太陽と三日月
  • 第46話 ヒーローと子供達
  • 第47話 少年 茜太陽

7巻のおおまかなあらすじ

・前巻で全て破壊したはずの、群体の小型泥人形が再び出現する。

・即座に泥人形を殲滅するが、泥人形が以前より強くなっている事が判明する。

・群体の泥人形は破壊しても数日で復活し、強くなっていく。いよいよ死者が出る寸前まで追い詰められる騎士団。

・群体の泥人形には核になる存在がおり、核を破壊せねば増え続ける。と推測するが、それらしい泥人形は見つからず途方に暮れる。

・裏で魔法使いに加担しているは、姿形を自在に変化できる、群体とは別の泥人形マイマクテリオンと交流を取り始める。

マイマクテリオンは感情を持っており、の「家族」を体験したい。と要望する。家庭環境が悪いは、成り代わりを許可する。

・状況が改善しないまま、群体泥人形が復活。物量で圧され、散り散りになる騎士団。

雪待の3人で孤立し、さらにが足を負傷。いよいよ追い詰められる。

は掌握領域に「時間をかき乱す力」を付与し泥人形に対抗できるが、範囲が小さく、襲われれば死は免れない。「魔法使いは本当に自分を保護してくれるのか?」と不安を覚える。

・負傷しているの足を、の能力で治療できないか。と雪待が提案。患部の時間をかき乱し、治療に成功する。

・もっと早くこの能力を理解していたら、死亡した太郎を救えたのではないか。と罪悪感を覚える

の回復後、戦闘を粘った末に夕日三日月が到着。泥人形の殲滅に成功する。

・戦闘終了後、雪待に回復の感謝を受けた事で、の心境に変化が…

マイマクテリオンが生活を入れ替えた際、部屋の押し入れに隠していた核の泥人形を発見。は魔法使いを裏切り、核の泥人形を破壊する。

ヒーロー見参!

夕日三日月達を救出する際、正義のヒーローを自称していた、東雲半月の意思を継ぎ「ヒーロー見参!!」とポーズを決める描写があります。

一見こっ恥ずかしい描写ですが、実の弟である三日月と、技を受け継いだ夕日の中に半月が生きている。というなんだかエモ散らかしてる描写で素敵です。

茜 太陽

家庭環境が良くない為か、人との関わりを極力避けている。

登場時は人類の滅亡を望み、魔法使いの味方として獣の騎士団に潜伏していた。しかし、騎士達との交流を通じて、「生きたい」と願うようになる。

太郎の死や、今巻の出来事をきっかけに、魔法使いを裏切る事となった。

魔法使いに協力する見返りとして、掌握領域に時間をかき混ぜる能力を付与する事ができる。

惑星のさみだれ7巻より

さいごに

今回、群体の泥人形を破壊した事で、残りの泥人形はマイマクテリオンともう1体となりました。物語も終盤となり、これから一気に盛り上がりを見せますので、お楽しみに!!

それではまた、8巻のレビューで!!

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