あらすじ
呪いによる殺人事件を追う虎杖は、現場にいた順平と出会い、意気投合。だが順平は事件の犯人である呪霊・真人に心酔していた。真人はそんな順平を利用し、虎杖と戦わせようと画策。その術中に落ちる順平だが…。
amazonより引用
作品情報
作品名 | 呪術廻戦 |
作者 | 芥見下々 |
出版社 | 集英社 |
発売日 | 2019年3月4日 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
完了 | 継続中 |
掲載内容
・第26話 いつかの君へ
・第27話 もしも
・第28話 殺してやる
・第29話 成長
・第30話 我儘(わがまま)
・第31話 また明日
・第32話 反省
・第33話 京都姉妹交流会ー団体戦ー0
・第34話 京都姉妹交流会ー団体戦ー1
レビュー(感想)
呪術廻戦第4巻。ざっくりネタバレですが虎杖&ナナミンvs真人の物語です。後に因縁の敵になるため4巻では決着が付かずに引き分けで終わるのですが、この巻は非常に重要です。
さて、始まりは虎杖がナナミンの待機を無視して電話で任務に戻ることを告げる回想シーンから始まります。そして伊地知の説得も振り切ります。なぜナナミンと伊地知が止めていたかは「私たちの仕事は人助けで、その中には君たち学生も含まれているから」です。
少年漫画と言えど、ところどころに呪術師の仕事としてのプライドがキャラクター越しに垣間見えるところがあ理、芥見先生の漫画を通して伝えたいことが現実的な思考が反映されているのかもしれません。
物語は順平がいる里桜高校に戻り、虎杖と順平が戦います。そして順平が虎杖に諭されたところで真人が現れ、真人は術式“無為転変”を順平に使用し、順平の姿形を変えてしまいます。虎杖は宿儺に順平を直してほしいと頼みますが断った宿儺は「惨め」だと言い、虎杖の無様さを真人とゲラゲラ大笑いするのでした。
第4巻P39より引用
なんと趣味の悪いことをするんだ!宿儺と真人は!
それが呪霊というものなんだとこのシーンで虎杖が代弁してくれているのですが。趣味が悪すぎます。でも面白いので読んでしまいます。
そして真人の術式に耐えられなかった順平は虎杖の目の前で死んでしまいます。
虎杖は激怒して真人の顔面に1発キメます。その後「ぶっ殺してやる」というのでした。
第4巻P47より引用
いやあ、展開が暗すぎる。人を正しい死へ導くことにこだわっている虎杖なのですが、決して甘くはなく平坦な道ではないと読んでて思ってしまいます。
虎杖に殴られた後、真人は殴られた場所から血を流します。
真人は如何なる時でも魂の輪郭を保っていて(五条悟を除く)他者からの攻撃は効かないのですが、虎杖は宿儺がいることにより、常に肉体の中に自分以外の魂がある状態のため魂の輪郭を自然に近くしていることが真人のセリフから分かります。
そのため、真人は虎杖の天敵であることがわかったのでした。
虎杖と真人の戦いが加速していく中、虎杖の方がやや劣勢になります。その瞬間を逃さず「さっさと宿儺と代わんなよ」虎杖に“無為転変”をしますが、「共に腹の底から小僧を笑った中だ。一度は許す。二度はない。」と忠告されるのでした。
ここで宿儺が呪霊として真人よりも格上だということが分かり、宿儺を制御できている虎杖は何者?と思ってしまいます。
ナナミンも参戦し真人との戦いは続きますが、虎杖とナナミンから絶え間なく攻撃を浴びせられる真人。
最後の切り札で領域展開を発動するのでした。
第4巻P89より引用
領域展開は生得領域内で必殺の術式を必中必殺へと昇華する呪術の極地とナナミンが言っており、ナナミンでも習得できなかった高度な技だということが分かります。
そしてナナミンが死を覚悟したその時!虎杖が真人の領域展開を外から破って虎杖が現れ宿儺が真人を迎撃します。
宿儺の怒りに触れたんですね〜。真人はわざとじゃなくても宿儺の魂に2度も触れてしまったのです。
呪力が空になり戦う力がなくなった真人は最後の力をふり絞り逃げてしまいます。
そして戦いのダメージを負っていた虎杖が倒れてしまい、ナナミンと虎杖も退散して治療を受けるのでした。
そして物語は交流戦へ。
交流戦を機に虎杖が生きていたことをサプライズ報告し、虎杖も交流戦に参加します。
交流戦開始直後真っ先に東京校全員のところへ向かってくる東堂。
迎え撃つは虎杖。そして東堂のお決まりの質問が飛び交います。
「どんな女が好み(タイプ)だ?」
第5巻、京都姉妹交流会編に続く!
おしまい
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
随時更新してまいりますのでお気に入り登録をしてまた遊びに来てください。